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執筆者の写真Kumi心理カウンセリング研究所

失敗や傷つきを乗り越えて〜心理検査でわかったこと〜

公認心理師の土田くみです。


色々な方のカウンセリングや心理検査をしていますが、


当法人の講座を受けて頂いた方には教育分析の一環で自分を客観的に見ていく手段としての心理検査を実施しています。


その中で本当に凄いなと感銘を受けた生徒さんがおられます。


心理検査に使ったのはWais-ⅳという知能検査です。知能検査ではありますが、発達障害の方の特性を見るために実施するテストバッテリーでもあり研究所でもクリニックでも使っています。


検査の結果を見てどうですか?

と生徒さんに尋ねると、

「やっぱり。。」

という回答。


今まで生きづらかった原因が心理検査に現れていました。


その生徒さんは教育分析中、いつも自信のない様子でした。


しかし、多くの方のカウンセリングや教育分析を実施したわたしの経験の中で、こんなふうに何十年も自分の特性を理解し対処しながら働いている人がいるだろうか?とその生徒さんの対処能力とそれを実行してきた努力に感動したのです。


人のせいにしないで、

仕事での注意を受けたら次は注意されないためにはどうするか?


先読みしすぎて失敗が続き、神経質になり過ぎて自分のメンタルが悲鳴を上げてきていると感じたら、


心理学を学んだり、教育分析を受けたり。


今では部下への指導のためにとスーパービジョンの申込みも頂いています。


人のせいにはせず、神経質だと自分を責め、常に対処と改善を考え、努力の積み重ねてきての今があること。


今日はいっぱい自分を労って欲しいと切に思い心理検査の結果をシェアしました。


変化が苦手だから今の仕事を続けた、


辛くてもイレギュラーが苦手だから次の仕事を探すより今の仕事で失敗しないようにする、


思っていることを言ったら人を傷つけた、そんなつもりはなかったのに人を傷つけたしまった、だから喋らないようにする、


普通は、、の意味が周りとは違う。。。。


雑談はできない。


そういうことを一つ一つ確認しながら仕事を続け、


その特性を人には言わないけれど、

自分で知ってるだけで自分への寛容さが出るのではないかなと思います。


色々な方がおられますが、

やっぱり努力に勝るものはない。


そして一番大切なこと。

自分を馬鹿だと思わないこと。


一番低いところをみて馬鹿だと勘違いしている生徒さんには特に強調して説明します。

低いところがあるから自分は頭が悪い、なんていうのも早合点です。


凸凹があるから生きづらくてしんどいのです。


帰国子女の方が検査を受けて言語理解がかなり低い場合、それは頭が悪い?


なんてたとえ話をすると納得されました。

心理検査は奥が深いです。


やっぱり心理カウンセラー講座に来てくださる方はすごいなと改めて感じた次第です。

シェアもいつも良いですよと言って下さり。。


生きづらさを感じている人には心理学を学んで自分に活かせて欲しいなと改めて思いました。


お読み頂きありがとうございます。


公認心理師  土田くみ




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