公認心理師の土田くみです。
どんな病気でも知らない人は病気になった人の気持ちはわからない。
それは心の病気でも身体の病気でも同じかも知れません。
先日、姫路市保健所からご依頼いただいた講演で、

難病の方に向けてのメンタルヘルスについて講演をさせていただきました。
私自身難病があります。
今の自分があるのはカウンセリングを勉強したからであり、
病気と共に様々なことを乗り越え、
また今も自分の病気と付き合って生きていることを
自己開示もしながらお話をさせていただきました。
今までの講演の中で一番自分のことを話したのではないかと思います。
終わってからは当事者のかたが講師控室までご感想をお話に来てくださったりしてありがたかったです。
私の病気であるCRPS(複合性局所疼痛症候群)は神経疼痛の病気で認知度が低いです。
線維筋痛症はレディガガさんがなったこともあり大分知られてきたのではと思います。
医療従事者でもCRPSを知らない人が多くて、
私の身体に入っている脊髄刺激装置を知らない看護師さんもおられます。
健常者なら日帰りで帰れる手術が私は全身麻酔になるのですが、
何故その治療を入院するのかという説明がなかなか難しく、
毎回1から説明しなければならないため疲れます。
しかし、言いつづけること、何回も何回も理解してもらう努力をすることをしています。
時には気持ちが折れそうになるときもありますが、
知らない人には教えてあげる、理解してもらう努力がやっぱり必要だと思います。
それは精神疾患も同じです。
大分世の中に広まってきた発達障害も、言葉だけが独り歩きしている感じもなくはありません。ひとくくりに発達障害といっても一人一人違います。
だから症状も違うし困っていることも違います。
だから支援の仕方も違います。
カウンセリングや療育など訓練がいい人も居れば薬物療法がよいひともいます。
本当にバラバラです。
だから大切なのは諦めずに理解してもらえるまで何回も言いつづけることかなと思います。

お読みいただきありがとうございます。
公認心理師 土田くみ
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